📖 用語集
サイトに出てくることばの、いちばん短い説明です。もう少しくわしい話は「読みもの」にあります。
- 基地局
- 携帯電話の端末と電波をやりとりする、事業者の側の無線局。総務大臣の免許を受けて開設します。
屋外の鉄塔やビルの屋上のアンテナだけでなく、建物の中に置く小型の装置も同じ「基地局」として登録されます。本サイトの街ごとの数字は、総務省の無線局等情報検索で「基地局(包括免許)」の区分に入っている局を数えたものです。
- 包括免許
- 同じ型式の無線局をまとめて一つの免許で開設できる制度。携帯電話の基地局の多くはこの形で免許を受けています。
無線局等情報検索では、包括免許の1件が全国規模の局の集まりを表す1件のレコードになり、都道府県や市区町村ごとの開設局数は備考欄に文章として書かれています。本サイトはこの備考欄から街ごとの数を読み取っています。
- 届出基地局数
- 本サイトが街ごとに並べている数字で、無線局等情報検索に「基地局(包括免許)」として開設が届け出られている局の数です。
屋内小型基地局やフェムトセル基地局も同じ1局として入り、3G・4G・5G の世代は分かれていません。屋外に立っているアンテナの数より多くなり、電波の届きやすさや通信の速さを表す数字ではありません。
- 屋内小型基地局
- 建物の中に置く小型の基地局。地下街や大きな建物の内側に電波を届けるために使われます。
無線局等情報検索の種別補足に「屋内小型基地局」と書かれた局がこれにあたります。本サイトでは街ごとの合計とは別に、この区分の局数を内訳として出しています。
- フェムトセル基地局
- 家庭や小さな事務所に置く、ごく小さな基地局。固定回線を通じて事業者の網につながります。
1台が受け持つのは部屋や建物の内側の範囲で、屋外の基地局とは規模が違います。これも届出のうえでは1局と数えられるため、街の合計に含まれています。
- NR(5G 対応)
- New Radio の略で、5G の無線方式のこと。無線局等情報検索では、種別補足に「NR」を含むラベルが付きます。
「4G&NR化基地局」のように、もとからある4G の基地局を5G に対応させたものにも同じラベルが付きます。本サイトの「NR 対応」は、このラベルを含む局を数えた届出上の区分で、5G の電波がどこまで届くかを示すものではありません。
- 世代(3G・4G・5G)
- 携帯電話の無線方式の世代。3G、4G(LTE)、5G の順に新しくなります。
届出では「3G&4G&NR化基地局」のように複数の世代が一つのラベルにまとまっていることが多く、世代ごとの局数には分けられません。本サイトの街ごとの合計も、世代が混ざったままの数です。
- FTTH(光回線)
- Fiber To The Home の略で、光ファイバーを建物まで引き込む固定回線のこと。
総務省はブロードバンドの整備状況を調べるときに、FTTH を利用できる世帯の割合を都道府県別・市区町村別に公表しています。本サイトの光回線の数字はこの調査の値です。
- 世帯カバー率
- その地域で、そのサービスを利用できる世帯の割合。本サイトの光回線の数字は、総務省が令和6年度末(2025年3月末時点)として推計した FTTH の世帯カバー率です。
実際に契約している世帯の割合ではなく、事業者から集めた情報などをもとに一定の仮定を置いて見込んだ値です。政令指定都市は調査に区の行しかないため、本サイトは区の値を区の人口で加重平均して市の値にしています。
- MVNO(格安SIM)
- 自分では基地局を持たず、大手キャリアの設備を借りて携帯電話のサービスを提供する事業者。格安SIM と呼ばれます。
総務省の四半期データでは、移動系通信の契約数に占める MVNO の割合は18.5%でした(令和7年度第4四半期、2026年3月末時点)。事業者の数は、大手から直接借りている一次 MVNO が771、そこからさらに借りている二次以降が1,299と集計されています。
→ くわしい記事 - MNO(大手キャリア)
- 自前の基地局と、国から割り当てられた周波数を持って携帯電話のサービスを提供する事業者。日本では NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの4社です。
契約数に占める割合は NTTドコモが32.9%、KDDI グループが26.2%、ソフトバンクが18.7%、楽天モバイルが3.6%でした(総務省、令和7年度第4四半期、2026年3月末時点)。本サイトの街ごとのページに並ぶ基地局の数は、この4社の届出です。
→ くわしい記事 - 接続料
- MVNO が MNO の設備を借りるときに払うお金。算定の方法は総務省が定めていて、その水準は毎年検証されています。
借り方によって、回線の容量に応じたもの、回線の数に応じたもの、SIM カードの枚数に応じたものなどに分かれます。総務省の検証資料では、容量あたりの接続料は年々下がってきたことが示されています。
→ くわしい記事 - 帯域幅課金
- MVNO が大手キャリアから借りる回線の容量を 10 Mbps 単位で決め、その量に応じて毎月払う仕組み。
借りた容量は契約者みんなで分け合うので、同じ時間帯に使う人が増えれば1人あたりに回る分は減ります。借りる量を増やせば混み合いにくくなり、そのぶん MVNO が払う接続料は増えます。
→ くわしい記事 - 実効速度
- 実際の利用に近い条件で測った通信速度。総務省のガイドラインにそって、大手3社が自社のサイトで公表しています。
計測は全国10都市(政令指定都市と県庁所在地を人口の規模で3つに分け、それぞれから無作為に選んだ3都市と、東京都特別区)で行うサンプル調査です。楽天モバイルはこの枠組みに入っていません。
→ くわしい記事 - ローミング
- ある事業者の契約者が、別の事業者の基地局を使って通信できるようにする取り決め。
楽天モバイルは、自社の基地局が届かない地域で KDDI の網を使うローミングを行っています。本サイトの街ごとの楽天モバイルの局数は楽天モバイル株式会社の届出だけで、ローミングで使える KDDI の局は入っていません。
→ くわしい記事 - Sub6 とミリ波
- 5G で使う周波数帯の呼び分け。6 GHz より低い帯域を Sub6、28 GHz 前後の帯域をミリ波と呼びます。
周波数が高いほど一度に運べる情報は多くなり、届く距離は短く、建物などの障害物の影響を受けやすくなります。本サイトは周波数帯による5G の絞り込みはしていません(事業者によって帯域の区切り方が違い、数え漏れが出るためです)。
- ホームルーター
- 家のコンセントに挿して、携帯電話の電波を家の中の Wi-Fi に変える据え置き型の機器。回線の工事は要りません。
光回線と違って建物への引き込み工事が要らない代わりに、その場所に届く携帯電話の電波の状態が、そのまま通信の状態になります。
- 人口1万人あたり
- 街の届出基地局数を人口で割って、1万人あたりに直した値。人口の多い街と少ない街を並べて比べるための数字です。
昼間に人が集まる街、観光地、鉄道の乗り換えの多い街では、住んでいる人の数に対して局数が多く出ます。人口が0の街では計算していません。
- 1 km² あたり
- 街の届出基地局数を面積で割った値。同じ局数でも、面積の広い街では薄く、狭い街では濃く出ます。
面積は国土数値情報の行政区域データの境界から球面近似で計算しています。山林や水面も面積に入ります。
- BWA
- 広帯域移動無線アクセス。UQ コミュニケーションズや Wireless City Planning が免許を持ち、携帯電話の通信と組み合わせて使われています。
本サイトの街ごとの数字は携帯4社の届出に限っているので、BWA の局は合計に入れていません。